更新日: 2016.03.13 21:10
ホンダ、10代目シビックハッチバックのプロトタイプを公開
ホンダは3月1日、スイス・ジュネーブで開幕したジュネーブモーターショーで、10代目となる新型シビックハッチバックのプロトタイプを公開した。
シビックハッチバックは、ヨーロッパにおけるホンダの基幹モデルとして展開されている車種。WTCC世界ツーリングカー選手権ではベース車両として使われているほか、シビック・タイプRはそのWTCC参戦で得られたフィードバックをもとに開発されている。
公開された新型シビックハッチバックは、セダンタイプやクーペタイプと同様にグローバルモデルで共通のプラットフォームをベースに開発。現行モデルと比較して、全幅が30mm、全長が130mm大きくなっているほか、全高が20mm下げられている。また、ボディの延伸に合わせ、ロングホイールベース化も施されたため、運動性能と安定性が向上しているとのこと。加えて、フロント部には大型のエアインテークが新設されたこともあり、これまで以上にスポーツカーらしい印象を受ける。
搭載されるエンジンは、欧州市場向けには新開発の1.0リッター直噴VTECターボエンジン、1.5リッター直噴VTECターボエンジン、さらに進化した1.6リッターi-DTECディーゼルエンジンを搭載したモデルがラインアップされている。この新型シビックハッチバックは2017年初頭にヨーロッパ市場で販売が開始された後、北米市場にも投入される予定だ。
3月1日に開幕したジュネーブモーターショーで公開された新型シビックハッチバック[/caption] セダンモデルと比べると、空力的にハッチモデルは中高速域で不利にあると言われているが、ホンダが2017年のWTCCにこの新型シビックハッチバックをベースとしたマシンを投入するかどうか、その動向にも注目だ。
■CIVIC HATCHBACK PROTOTYPE